短鎖脂肪酸がどうやって作られる?肥満との関係する重要な役割とは?

腸内フローラを理解する上で欠かせない成分である短鎖脂肪酸についてこちらではお伝えします。まず最初にどのようにしてこの成分が作られるかを解説し、その後この成分持つ重要な役割とそれがとのように肥満・痩せという私たちの体の状態に関係するのかをお伝えします。

短鎖脂肪酸は体内でこうして作られている!

短鎖脂肪酸は私たちだれもが体内で作り出しているので、特別な成分ということはありません。普段の生活で食事をすると胃で消化された食べ物が腸へと送られます。腸では腸内フローラを形成しているバクテロイデスなどの腸内細菌がこれらの食べ物を分解し、短鎖脂肪酸が作り出されます。

そして、作られた短鎖脂肪酸は他の栄養分と一緒に腸から吸収され、血液中へと取り込まれ血管を通して、私たちの全身へと運ばれていきます。

このように短鎖脂肪酸は私たちが日常生活を送る中で、自然と体内で生成しているものであることが分かります。では、特別ではないものがどうして肥満になるかならないかという重要な分かれ目に関わってくるのかについて次の章でお伝えします。

太らないための短鎖脂肪酸がもつ2つの重要な役割とは?

太らないことと大いに関係にある短鎖脂肪酸が持っている2つの重要な役割についてこちらではお伝えします。

まず1つめの役割は脂肪細胞の脂肪の蓄積をストップするというものです。肥満の原因は皆さんもご存知の通り、過剰な脂肪を脂肪細胞が蓄積することによって起こります。脂肪細胞の本来の目的は万が一のために体を動かすエネルギー源を蓄えておくことです。つまり、放っておくと血液中の絵養分を脂肪の粒としてどんどん取り込み、肥大化が起き、やがては肥満へとつながります。

先ほど紹介したように腸で作られた短鎖脂肪酸が血液を通じて脂肪細胞にも送られます。実は脂肪細胞にはこの短鎖脂肪酸を感知するセンサーが付いていて、センサーが短鎖脂肪酸を感知すると栄養の取り込みがストップすることが分かっています。つまり、短鎖脂肪酸によって脂肪細胞の肥大化という暴走がストップされ、脂肪の粒が過剰に蓄積することを防いでいるのです。

もう1つの重要な役割が全身の代謝の活性化に関わるというものです。先ほどの脂肪細胞と同じく交感神経にも短鎖脂肪酸を感知するセンサーがついています。このセンサーが短鎖脂肪酸を感知すると、全身の代謝が活性化されるのです。具体的には体温の上昇や心拍数の増加が起こり、その結果として体内で余っている栄養分をどんどん燃やして消費する方向へと私たちの体が反応するのです。

このように短鎖脂肪酸は余分な脂肪の蓄積を防ぐと同時に消費を促進するという両面から肥満を防いでくれていることが分かります。本当にありがたい成分ですね。

太っている人の腸内フローラの状態と短鎖脂肪酸の関係について

短鎖脂肪酸は私たち誰もが体内で作り出していると紹介しました。それにも関わらず太っている人がいるのはどうしてなのでしょうか?これには腸内フローラの状態(特に菌の数)が関係してきます。

太っている人たちの腸内ではバクテロイデスなどの短鎖脂肪酸を作り出す菌の数が減っています。つまり、体全体として短鎖脂肪酸を作り出す能力が低下していると言えます。こうなっていまうと、食事をしたのち、消化・吸収された栄養分は血液中をどんどん流れるけれども、短鎖脂肪酸の量が不十分なために脂肪細胞がいつまでも脂肪の粒の蓄積をストップしない暴走状態が続いてしまいます。その結果として、脂肪細胞の肥大化が起こり、太るということへと繋がってしまううのです。

まとめ

短鎖脂肪酸は腸内でだれでも作り出していることをまずお伝えしました。そして、この成分が持つ脂肪蓄積ストップと代謝活性化という重要な働きについて紹介し、最後に太っている人の腸内では短鎖脂肪酸を作り出す力が弱まっているために肥満へとつながることをお伝えしました。腸内フローラと肥満の関係をしっかりと理解するためにも基礎知識としてしっかり、知っておきたいですね。

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腸内フローラについてはこちらの記事も参考にしてください

1:腸内フローラによって私たちの肥満や痩せることが決まっているの?

2:腸内フローラがどうなると肥満になってしまうのか?短鎖脂肪酸とは??

3:短鎖脂肪酸がどうやって作られる?肥満との関係する重要な役割とは? ← 今ココ

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